Painting

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個人制作
制作時期 2022年~2024年

絵画


1.海洋汚染水族館 | Oil painting
第71回大分県高等学校文化連盟美術・工芸中央展(油絵)【優良賞】
《大分県立美術館3階 展示室Bにて11/10(木)~11/13(日)展示》

制作時期:2022年10月             
制作期間:1ヶ月半(70時間)          
画材  :アクリル絵の具・油絵具・キャンバス 
サイズ :F50号(910×1167mm)      

※クリックで拡大

「もしも海洋汚染が進行し、ゴミが海の一部になったら」という発想から生まれた作品。

広大な海は廃棄物に覆われ、穏やかなウミガメはビニール袋を咥えながら泳ぐ。
この状況が当たり前になる前に観覧者の海洋汚染に対する意識を高めることを目的としている。
制作期間が短かったため、最初にアクリル絵の具である程度描き込み、それから油絵具を用いて深みや立体感を表現した。




2.貴方の見た景色は | Oil painting
第41回高山辰雄賞ジュニア美術展【推奨】
《大分県立美術館1階展示室Aにて8/22(火)~8/27(日)展示》



制作時期:2023年6月   
制作期間:2週間(25時間)  
画材  :油絵具     
サイズ :534×391(mm)

視線を外した彼の姿は、何を見て、何を想っているのかと観る者に問いかける。
ぼやけた背景となんとも言えない曖昧な表情が鑑賞者の想像力をかき立てるよう仕向けた作品。

独学の油絵技術では細かい描写が難しく、 一つ一つネットや本を利用して調べ、立体感を意識しながら描き進めた。




3.隅の残り香 | Acrylic painting
第42回高山辰雄賞ジュニア美術展【推奨】
《大分県立美術館1階展示室Aにて8/20(火)~8/25(日)展示》



制作時期:2024年6月   
制作期間:20時間       
画材  :アクリル絵の具 
サイズ :391×534(mm)

なかなか良いモチーフが見つからず、探し求めた結果辿り着いたのは、卒業した先輩が残した筆洗用の瓶だった。
隅に追いやられた瓶を見つめるうちに忘れかけていた先輩や先生との記憶が蘇り、瓶をモチーフに制作することを決意した。

斜め上から見た構図で描くのが難しく、瓶の透明感や光の反射を意識し、ベタ塗りにならないように多様な色を用いて汚れや光沢を描き込み、
当時の温かく明るい雰囲気が感じられるよう色彩表現の自由度が高いアクリル絵の具の強みを活かして色味に工夫を凝らした。




イラストレーション


1.北部九州総体2024オリジナルポスター(柔道・剣道・水球)| poster
《北部九州総体2024大分実行委員会Instagram・学校周辺の公共施設・事業所にて掲載》



制作時期 :2024年3月         
制作期間 :1週間(18時間)    
使用ソフト:ibisPaint X      
       サイズ  :2048×1536(px)(4:3 2K)

依頼されて描いた作品。

選手たちが大会に向けて培った技術や情熱,試合直前の緊張感,
そして試合中に展開されるドラマを、自身のバドミントンの経験と重ね合わせ、想像しながら表現した。
この作品を制作するにあたり、柔道部や剣道部の活動を見学し、その際に感じた熱気や迫力を
作品に反映するために目を引く色彩や構図を意識して描きあげた。




2.夢を現実に | poster
第106回全国高校野球選手権大分大会パンフレット表紙画募集【優秀賞】
《大会パンフレットにて掲載》



制作時期 :2024年5月     
制作時間 :10時間         
使用ソフト:ibisPaint X     
          サイズ  :3530×2500(px)(B3サイズに印刷)

野球少年が甲子園に懸ける想いは計り知れず、放課後の薄暗い時間帯でも絶えず響く練習の声が彼らの情熱の深さを物語っていた。
幼少期から練習を重ね、夢の舞台に立つための権利を懸けた大分大会。支えとなるのは他でもない自分自身の努力であり、
過去の己の想いを背負い、覚悟を持ってその力を発揮する、その一連を想像しながら描いた作品である。

背景には希望の象徴である鳩が飛び立つ姿を描き、これには彼らにチャンスや幸運が訪れることを願う意味が込められている。





6.豊饒祭(文化祭)クラスTシャツ | design
クラスTシャツデザイン【最優秀賞】
《クラスメイトにTシャツ配布/学校新聞にて掲載》

制作時期 :2022年7月     
制作時間 :5時間         
使用ソフト:ibisPaint X     
     サイズ  :2048×1536(px)(4:3 2K)

高校生活初めての文化祭での出し物はカジノに決まり、上辺だけの関係しか築けなかった私がクラスの一員として貢献し、
本当の意味で仲間を得るきっかけとなった作品である。カジノに関するモチーフやクラス目標,名前などを盛り込み、
ペン画を通して培った表現を用いてデザインした。

また、このTシャツは体育祭のクラス対抗選抜リレーでも使用され、私は女子のアンカーを務めた。
その際、「このTシャツを着ていると力が湧いてくる」と言ってくれた仲間の姿が今でも心に残っている。





7.抑圧の首輪 | illustration



制作時期 :2022年3月     
制作時間 :6時間         
使用ソフト:ibisPaint X     
     サイズ  :1280×1280(px)(1:1 SD)

これは美大を目指し始めた頃の絵である。
首輪をしていることは自由意志を持たない,支配されているという意味合いを示すことが多い。
当時、私は親の期待する進路と自分の理想が一致せず、自由を制限されることに対して苦悩していた。
自分を絵の中の人物に重ね、両親をはじめとするいくつかの問題を首輪に喩えた。

ビネット効果に加え、人物の視線や腕の形を中央に寄せることで自然と首輪に目が行く構図にしており、
首輪に手を掛ける姿には、制限からの解放を願う意味を込めている。
この絵を完成させるまでに自らの思考を整理し、どれほどの時間を費やしてでも両親を説得して美術と共に生きることを決意した。





8.17歳の君へ| illustration



制作時期 :2023年11月    
制作時間 :10時間       
使用ソフト:ibisPaint X     
     サイズ  :2048×1536(px)(4:3 2K)

親友が17歳を迎える誕生日に送ったイラスト。
彼女は現在関西に住んでいるため九州住みの私は直接会うのが難しい。
それでも共に祝い,形に残る物を渡したいと考え、毎年絵を送り合うことを決めた。

この絵は彼女と交わした「もし私が生まれ変わったらこんな姿で旅をしたい」という会話に基づいており、
彼女が望んだダリアのように赤い瞳,絹のように滑らかな髪,黄金に輝く装飾品,そして太陽のタトゥーを描いている。
彼女の好みである滑らかな質感の絵になるようぼかしを多用し、ハリのある肌を再現した。



補足資料



制作時期 :2023年8月    
制作時間 :約70時間       
使用ソフト:ibisPaint X    
      サイズ  :1440×2560(px)(9:16 3K)

ゲーム企画書やポートフォリオに掲載したイラストの制作過程。 企画書制作と並行して準備を行った文化祭の美術部展示企画「AIアートを見極めろ!」にも使用した。 部員が描いた30枚の絵の中から5枚のAIイラストを探し、正解した枚数に応じて部員が手作りしたガチャガチャを回すことが出来るという企画である。 用意したイラストは、「AIが生成したイラスト」「部員の絵をAI加工したイラスト」「部員がAIの絵を真似て描いたイラスト」 「部員が描いたオリジナルイラスト」の4種であり、私は「AIの絵を真似て描いたイラスト」を担当した。 ゲーム企画書は生成AIの使用が禁止されていなかったため、描いたイラストは両者に使用した。 以下に完成品と元となった絵、そのプロセスを掲載する。


1.ポートフォリオ(トップページ)

ゲーム企画書に使用する予定だったが、没になったイラスト。 色のコントラストや書き込みを意識して増やした。



2.企画書(ゲームパッケージ)


のっぺりとした印象を改善するために、草木の描き込みを増やし、実物の写真を参照する事でより車の解像度を高くした。
奥行きやボスの大きさを表現するために、手前を強調し奥をぼかして描写した。


3.企画書(チャージャールーム)


床や壁、天井の空間や質感を表現するために、反射や色の移り変わりに工夫を凝らした。
よりAI感を出すために、卓上や棚の中の小物はレイヤー分けして範囲選択した上から着色を行うことで輪郭線を消し、グラデーションを加えた。


4.企画書(探索エリア)


奥行きを強調するために、単にぼかすのではなく元絵より描き込みを増やし、手前と奥との差を際立たせた。
また、看板の文字を白で塗り、周りをぼかすことで強い発光を表現した。



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