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Animation & Music

個人制作
制作時期 2023年~2024年

海に沈む街

Animation +Music
第72回大分県高等学校文化連盟美術・工芸中央展(映像)【優良賞】
《大分県立美術館3階 展示室Bにて11/9(木)~11/12(日)展示》
第48回全国高等学校総合文化祭(映像)【出展】
《岐阜県図書館2階多目的小ホールにて7/31(水)~8/4(日)展示》

個人制作
制作時期 :2023年10月               
制作期間 :1ヶ月(約200時間)         
再生時間 :2分59秒                
サイズ  :480×640(px)(3:4 LD)     
使用ソフト:ibisPaint X, CupCat, PocketSinger,
    Picsart,Meitu, GarageBand






※一部背景などに撮影した写真や動画,フリー素材を使用



《目的》
南海トラフ地震への注意喚起を図り、予期しない死別を経験する人が少なくなることを願って制作した。
《制作のきっかけ》
祖父の急逝を経験した私は、彼との最後の食事の機会で素っ気ない態度を取ったことを酷く後悔し、深い喪失感に悩まされていた。 しかし、納骨の為に家を訪れた際、気丈に振る舞う祖母の強さを目の当たりにし、このままではいけないと思い感情を作品にぶつけ、無我夢中で描きあげた。 そうして出来上がったのがこの映像作品である。
《ストーリー概要》
物語は妹が亡くなった状態から始まる。現実を受け入れられなかった姉が夢想に耽りながらも妹の思いを胸に、次第に現実を受け入れ、前へ進んでいく過程を 姉視点と妹視点で描いており、敢えて死別を美しい物語として提示することで、鑑賞者に現実の厳しさを考えさせ、周囲との関係性を見直すきっかけとなることを 目指した。
《制作のポイント》
キャラクターの動作は、描きたい動きを滑らかに再現するために友人の協力を得て実際の動きを撮影し、その動画を参考に滑らかな動きを再現した。 機械音声や音楽も含め、1から全て自作している。
《メッセージ》
この映像作品を通じて、南海トラフ地震などの災害で突然の別れを経験する人が少なくなること、 そして人々が周囲との関係性を見直す機会を得られることを切に願う。
画像の説明

1. 姉の日常と妹への思い(0:00~0:37)

物語は、亡くなった妹との思い出に浸る姉の日常から始まる。
妹がいない現実を受け入れられず、姉は妹がまだそばにいるかのように過ごしている。
2人分のコーヒーを用意し、妹がいるはずだと信じて独り言を続ける姿は、現実と幻想の間を
彷徨う姉の心を映し出している。

画像の説明

2. 津波の記憶と街の喪失(0:38~1:16)

毎晩、姉は津波が起きた瞬間を夢で再体験する。
『あの海が好きだ、この街が好きだ』と呟いた彼女たちの言葉に喜んだかのように、
大地は脈打ち、高波が踊り立つように押し寄せ、津波はすべてを飲み込んでしまった。
妹が愛した海は、姉が愛した街と妹までも自らの一部として抱き込んでしまう。
青空は変わらず広がり、地に縛られた彼女たちを嘲笑うかのようだった。

画像の説明

3. 妹の最期と姉の心情(1:17~1:34)

津波が街を襲った瞬間、姉はベランダから逃げ遅れた妹が波に飲まれる様子を目撃してしまう。
何度も夢の中で妹を助けようとするが、その結末は変わらない。
姉にとって、妹を失った記憶は消えることのない悲劇として深く心に刻まれている。

画像の説明

4. 幻覚と現実に気づく姉(1:35~2:16)

姉が過ごしていた前半の日々は、現実とは異なる幻想だった。
朝には妹のためにコーヒーを2人分用意し、日が落ちるまで会話を楽しみ、
夜になると星空を見上げながら妹と共に眠りにつく日々。
しかし実際には、最愛の妹はもうこの世にいない。
姉が妹だと思って語りかけていたのは、カセットテープに残された妹の声だった。
亡き妹は現実を受け入れて前へ進むようにと姉に語りかけ、
姉は妹の思いに気づいて少しずつ現実と向き合おうと決意する。

画像の説明

5. 現実を受け入れる姉(2:17~2:59)

最後に、姉は本当の意味で現実を受け入れる。
地震で散らかった部屋で目を覚まし、ベランダから変わり果てた街を見つめる。
その後、救助隊に助けられて街を離れ、新しい生活へと歩み出す。
エンドロールでは、救助隊と結婚し、幸せな朝を迎える日々が描かれている。

ART CLUB

Animation
《大分豊府高校体育館2階にて上映》

個人制作
制作時期 :2024年4月              
制作期間 :3日(約25時間)            
再生時間 :1分45秒                
サイズ  :480×640(px)(3:4 LD)        
使用ソフト:ibisPaint X, CupCat, GarageBand   






※ 原曲 : My Time (bo en)
  演奏 : 森田 花音    
   部員の作品を一部掲載



《目的》
目的新入生に美術部を紹介し、興味を引きつけて勧誘すること。
《制作背景》
新入生歓迎会で、美術部の魅力を効果的に伝えるために制作した。 テキストだけでは美術室の場所や活動内容が伝わりにくいため、実際の道のりや作品の写真を取り入れ、視覚的に分かりやすく構成した。 さらに、他の部活との違いを際立たせるために、独自の「アニメーション」を手法として選び、新入生の興味を引き、印象に残ることを目指した。
《ストーリー概要》
新入生が校門から美術室に向かう過程を、学生に親しみやすいドット絵ゲーム風に表現した。 美術に興味がない生徒でも楽しく視聴できるようにし、部員が女子生徒のみである学校の美術部に、性別に関係なく入部や見学がしやすい雰囲気を作ることを意識した。 主人公を男子生徒に設定し、性別に偏らない印象を与えるよう配慮した。
《制作プロセス》
美術室への道のりを実際の校内マップに基づき、アニメーションで再現。 ドット絵と実写を用い、ゲーム感覚で視覚的に楽しませながら、美術部の雰囲気や活動内容を伝えた。 さらに、部員の活動風景や制作した作品を写真で挿入し、実際の活動が感じられるように工夫した。
《メッセージ》
このアニメーションを通じて、美術部の活動を紹介するだけでなく、新入生が自分の興味を広げるきっかけとなることを願った。 アニメーション制作を通じて創造性を発揮する楽しさを実感し、その楽しさを伝えられるよう心を込めた。 美術部は性別や経験に関係なく、誰でも楽しめ、自由に表現できる場所であることを新入生にしっかりと伝えたかった。

Music

個人制作
制作時期 :2023年   
制作期間 :約50時間     
使用ソフト:GarageBand


  このポートフォリオで使用しているサウンドは、著作権侵害を避けるためすべて自作したオリジナル音源である証拠として、以下に制作画面を記載する。   ただし、『ART CLUB』に使用したbo enの「my time」のみが既存の楽曲である。   この楽曲はJASRAC(日本音楽著作権協会)が一部しか著作権を保有していない外国の楽曲であり、YouTubeなど配信形式での公開は手続きが困難だと判断したため、   著作権に配慮して、使用が許可されている自ら演奏した音源を使用している。





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