海に沈む街
Animation +Music
第72回大分県高等学校文化連盟美術・工芸中央展(映像)【優良賞】
《大分県立美術館3階 展示室Bにて11/9(木)~11/12(日)展示》
第48回全国高等学校総合文化祭(映像)【出展】
《岐阜県図書館2階多目的小ホールにて7/31(水)~8/4(日)展示》
個人制作
制作時期 :2023年10月
制作期間 :1ヶ月(約200時間)
再生時間 :2分59秒
サイズ :480×640(px)(3:4 LD)
使用ソフト:ibisPaint X, CupCat, PocketSinger,
Picsart,Meitu, GarageBand
※一部背景などに撮影した写真や動画,フリー素材を使用
1. 姉の日常と妹への思い(0:00~0:37)
物語は、亡くなった妹との思い出に浸る姉の日常から始まる。
妹がいない現実を受け入れられず、姉は妹がまだそばにいるかのように過ごしている。
2人分のコーヒーを用意し、妹がいるはずだと信じて独り言を続ける姿は、現実と幻想の間を
彷徨う姉の心を映し出している。
2. 津波の記憶と街の喪失(0:38~1:16)
毎晩、姉は津波が起きた瞬間を夢で再体験する。
『あの海が好きだ、この街が好きだ』と呟いた彼女たちの言葉に喜んだかのように、
大地は脈打ち、高波が踊り立つように押し寄せ、津波はすべてを飲み込んでしまった。
妹が愛した海は、姉が愛した街と妹までも自らの一部として抱き込んでしまう。
青空は変わらず広がり、地に縛られた彼女たちを嘲笑うかのようだった。
3. 妹の最期と姉の心情(1:17~1:34)
津波が街を襲った瞬間、姉はベランダから逃げ遅れた妹が波に飲まれる様子を目撃してしまう。
何度も夢の中で妹を助けようとするが、その結末は変わらない。
姉にとって、妹を失った記憶は消えることのない悲劇として深く心に刻まれている。
4. 幻覚と現実に気づく姉(1:35~2:16)
姉が過ごしていた前半の日々は、現実とは異なる幻想だった。
朝には妹のためにコーヒーを2人分用意し、日が落ちるまで会話を楽しみ、
夜になると星空を見上げながら妹と共に眠りにつく日々。
しかし実際には、最愛の妹はもうこの世にいない。
姉が妹だと思って語りかけていたのは、カセットテープに残された妹の声だった。
亡き妹は現実を受け入れて前へ進むようにと姉に語りかけ、
姉は妹の思いに気づいて少しずつ現実と向き合おうと決意する。
5. 現実を受け入れる姉(2:17~2:59)
最後に、姉は本当の意味で現実を受け入れる。
地震で散らかった部屋で目を覚まし、ベランダから変わり果てた街を見つめる。
その後、救助隊に助けられて街を離れ、新しい生活へと歩み出す。
エンドロールでは、救助隊と結婚し、幸せな朝を迎える日々が描かれている。
ART CLUB
Animation
《大分豊府高校体育館2階にて上映》
個人制作
制作時期 :2024年4月
制作期間 :3日(約25時間)
再生時間 :1分45秒
サイズ :480×640(px)(3:4 LD)
使用ソフト:ibisPaint X, CupCat, GarageBand
※ 原曲 : My Time (bo en)
演奏 : 森田 花音
部員の作品を一部掲載
Music
個人制作
制作時期 :2023年
制作期間 :約50時間
使用ソフト:GarageBand
このポートフォリオで使用しているサウンドは、著作権侵害を避けるためすべて自作したオリジナル音源である証拠として、以下に制作画面を記載する。 ただし、『ART CLUB』に使用したbo enの「my time」のみが既存の楽曲である。 この楽曲はJASRAC(日本音楽著作権協会)が一部しか著作権を保有していない外国の楽曲であり、YouTubeなど配信形式での公開は手続きが困難だと判断したため、 著作権に配慮して、使用が許可されている自ら演奏した音源を使用している。